Story
関東の地方都市、浅葱市を舞台に、奏・光・拓巳の高校生活最後の一年を紡ぐ物語――。
県内有数の進学校、浅葱西校に通う、奏・光・拓巳は、高校最後の一年を、それぞれが思うままに過ごしていた。「このまま」がなんとなく当たり前に続いていく、そう感じていた3人であったが、「進路の決定」という避けられない選択をキッカケに、それぞれの人生と初めて本気で向き合うこととなる。ひたすらに夢を追い続ける者、厳しい現実を突きつけられる者、イマイチ現実性がなくただいたずらに時間を浪費していく者。些細なことでぶつかり、ゆらぎ、傷つき、それでも絆を深めていく3人を中心とした世界がこの一年で出す答えとは。
自分のことを知り、相手のことを知り、そして大人へと変わっていく少年少女の、繊細で大胆なそして、美しい青春群像劇が今始まる。